どこよりも遠い場所にいる君へ 感想(ネタバレあり)

 

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サムネ用

 

おはこんにちばんわ。しゃーりぃです。

そろそろブログ更新したいな~と思ったので、少し前に買った本の感想を雑に述べていきます。

今回読んだ本はブログタイトルにもある通り”どこよりも遠い場所にいる君へ"という本です。著者は阿部暁子さんという方です。買った理由は宇宙よりも遠い場所という神アニメとタイトルが似てるからです。(適当)

 

あらすじ

ある秘密を抱えた月ヶ瀬和希は、知り合いのいない環境を求め離島の采岐島高校に進学した。
采岐島には「神隠しの入り江」と呼ばれる場所があり、夏の初め、和希は神隠しの入り江で少女が倒れているのを発見する。病院で意識をとり戻した少女の名は七緒、16歳。そして、身元不明。入り江で七緒がつぶやいた「1974年」という言葉は? 感動のボーイ・ミーツ・ガール!
-Amazonより引用-

 

秘密というのは自分の父が殺人を犯してしまったことです。当然世間からは白い目で見られ、同級生からも非難された和希は離島にやってきたわけです。

 規模は違いますが虐められていた人が今後も虐めていた人の傍にいたいかということを考えれば納得はできます。和希から見て父はとても尊敬できる人で、その父を何も知らない人から糾弾され自らも蔑まされる。(もちろん父が殺人を犯してしまったのはある理由があるのですが)初めこそ反論していた和希も自分たちを取り囲む相手はあまりにも膨大で、悪意の底知れぬさに絶望し生きる気力もなくなってしまったのでしょう。

匿名だからって何を言ってもいいって思ってる奴よくいるよね。遊び感覚で人を罵ってしばらく楽しんだら自分が何を言ったかすら忘れてる。本当に悲しいです。

関係ないですけど月ヶ瀬って苗字めちゃくちゃかっこよくないですか。本編でも言われていますがThe 王子って感じで羨ましいです。

 

言い伝え

島には二つの言い伝えがあります。「神隠し」と「マレビト」です。神隠しは神隠しの入り江で行方不明になり、別の時間、別の時代に紛れ込みそこでマレビトとなる。これはコインの表裏みたいなものです。

ヒロイン七緒は1974年から来たマレビトです。戸籍も無いので町の管理者高津の家で預かることになります。彼女が島にどのような影響を及ぼすのかがこの話のキーポイントです。

 

疲れたので感想いきます

まず思ったのが、登場人物が多いのに一人一人キャラが立っているのはとてもすばらです。特に親友の幹也は和希の小姑みたいな感じで、ひょっとすると七緒より印象に残る人もいそうです。(和希を庇う幹也カッコイイ)

後半に近づくにつれ、登場人物の謎が次々と明らかになっていき、あのキャラが和希の秘密をばらしたことには結構驚きました。

あとはラストの手紙のところは予想はしていてもウルっときたので、夜中に一人で泣きそうになってました(笑)恋愛ものよく読むけど本人は恋愛してないので青春っていいなあ(しまじみおじさん)

 

久々に文章書いたけど結構疲れる。まだ読みたい本たくさんあるので暇なときにまた書こう。あと就活どうしよ^_^;

 

              おしり